LEO blog

エビでタイを釣る2

2024.02.28

こんにちは。管理部の若丸水産です。
よしひろさんと同じテーマでブログの下書きを書いていました。
私のをボツにするか迷いましたがせっかくですので…

三連休の中日に弊社釣り部(非公認)の四人で釣りに行ってきました🎣
前回は東京湾でアジ釣りでしたが、今回は外房の銚子沖で真鯛釣り。季節は極寒。一気にハードルが上がります。
例えると、自宅のキッチンで目玉焼きを作るのと、勝手が分からないキッチンカーで食べたこともないエッグベネディクトを作るくらいの違いで、
とても難しそうです。

今回は飯岡港にある船宿を予約していて、他の釣り人と同じ船に乗る、いわゆる乗り合い船になります。
普段からお世話になっている大先輩に車を出していただき銚子方面へ。
2時間半くらいかけて到着すると、同じ船に乗るライバルたちが。東京湾の乗り合い船は比較的初心者が多いように思いますが、外房の皆さんは玄人っぽい雰囲気。
マウンテンパーカーにチノパンという、初心者どころか休日のお昼にラーメン屋に行くような服装をしている阿保は私しかいません。

出船しポイントまで約40分。

今日は釣れるのか、寒そうだけど心と身体はもつのか、船酔いしないか、妻は私がいないことをいいことに昼過ぎまで寝るに違いない。
いろいろな思いが頭をめぐり、気持ちが高揚してきます。
真鯛は釣るのが難しそうですが、ボウズ(1匹も釣れないこと)は避けたい。
特に一人だけボウズとなると気まずくて仕方がないので、参加者4名でボウズはゼロというのが今回の目標でした。

ポイントに到着して釣りスタート🎣
エサは海老を使います。
海老で鯛を釣るとはこのことよ!と思い、一人でニヤニヤしていました。寒さで早くもメンタルがやられていたのかな。
大先輩が早々に真鯛を釣り上げて、お師匠(よしひろさん)も続きます。残りは二名で他部署の上司と私。
「どうぞ、先にお釣りください。」
忖度では右に出る者がいないことを自負している私の祈りが海に届き、上司が見事に釣り上げボウズは私だけ。
この時点ではまだ時間はたくさんありましたので、よかったよかったと喜ぶ余裕がありました。
ところが、私以外のお三方は2匹目、3匹目と好調に釣り上げるものの、私の竿だけがピクリとも動きません。同じ仕掛け、エサを使っているのにおかしい…

海よ、俺の海よ。これ以上の忖度は不要だぞ。心で何度も叫びますが届きません。
釣り時間が残り4分の1、約一時間を切ったころには完全に余裕がなくなり、いじけた感情がわいて、涙が出そうになっていました。
釣りをしているところが外房の海ではなく、市ヶ谷フィッシュセンターでしたら泣きながら一人で先に電車で帰っていたと思います。
もう諦めて、お昼用にとひそかに購入していたLAWSONの増量ハムカツサンドを食べようと思っていたとき、ついに反応が!
きた、きた!!ようやく念願の真鯛を釣り上げることができました。
私は人生で初めてヤッター!と叫びました。

ボウズさえ回避できればもう一安心。
やれやれと思いいただいた、ハムカツサンドが美味しかったこと美味しかったこと。

初めての外房は寒くて船の揺れは激しく、自分だけ釣れなくてと辛い時間の方が長かったですが、
諦めずに続けて魂の一匹を釣り上げることができて本当によかったです。
安西先生の名言を実感できて、なんだか少しだけ成長できた気がします。
翌日、私を窮地から救ってくれた真鯛に感謝しながら捌いて、ハーブソルトで味付けして軽く焼いて美味しくいただきました。

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