LEO blog

80m先の因縁のあいつ

2024.05.23

いつもお世話になっております。技術部のよしひろです。

最近は、三寒四温という言葉の通り、暑い日もあれば、寒い日もあるという感じで、なかなか気候が安定しないですが、風邪など引かずに、しっかりと釣りをしておりますでしょうか?私の場合、風邪やインフルでも、釣りに行っておりますが・・・。

さて、この3月~5月の間にて、私の考えた作戦がはまり、どうにか、80cmクラスの鱸(シーバス)を釣る事が出来ましたので、その自慢話をここに記載します。
魚が釣れると語りたくなるのが釣り人のサガです!

ある日、会社から帰る途中、橋を渡るのですが、その途中、橋の上から水面を見るとデカい魚が悠々と泳いでいるではないですか!?墨田川河口、港湾エリアに掛かる大きな橋で、ライトアップがされ水面を照らしています。
その光に誘われて小魚が寄って来ているみたいで、どうやらその小魚を狙って、光りの中をさまよっている様です。

どうにか、あいつを釣りたい・・・。
あいつは、その橋の橋脚を根城にしているみたいです。毎日居ます。

橋の上から釣りするわけにはいきません。近くの護岸された岸から、その橋の橋脚までの距離はざっと目測で80m程度・・・。
どうやって、そこまでルアーを届けるか?が課題になります。

基本的に、シーバスは水面付近の獲物を狙います。その為、ルアーは水面付近を泳ぐ様に設計にされているのですが、水面付近を泳ぐという事は、ルアー自体はなるべく軽く設計されます。ルアーが軽いと、キャストした時の飛距離が出ないのです。様々なルアーがありますが、良く飛ぶルアーを使い、私の技術ではだいたい飛距離は70mが良い所・・・。足りない・・・。

護岸際に立ち、橋脚を観察していると、この季節の変わり目、春の風が強く吹くタイミングがある事が分かりました。

日暮れとともに海側から風が吹き、追い風になっている!!この風を使えば80mまで届くのでは!?

少しでも飛距離を出すために、使用するラインは細目のPE0.6号をチョイス。ラインにはシリコンスプレーを吹きかけガイドとの摩擦を低減。ルアーは飛距離重視のものを選択。リールスプールに対して目いっぱいラインを巻き、スプールからの放出摩擦を低減。

あいつを釣りたい・・・。

天気予報を確認し、今日は風速3~5m程度の予報で、中潮で下げのタイミングと日没が一致する予定。

夕まずめ、流れが効いた橋脚回りではあいつの活性が高まるハズ。

水の流れ・時間帯・風、全ての条件が一致した今、やばいです。仕事どころじゃあない!

急いで会社を出て、釣り竿片手に、橋の上からあいつを確認。居るッ!

 

もう、やるしかないです。

こういう釣りは、1投で決まると言われています。ミスキャストすれば、釣れない。

さぁ、勝負の時間です。

 

近くでキャストの練習を先ずは行い、追い風の中、80m程度まで飛ぶ事を確認。あとは、橋脚の付近にルアーを届けることが出来るかどうか・・・・。

周りに人はいない事を確認、もちろん橋の上の通行人もいない事を確認し、キャスト。

橋脚付近に入った!!

2~3巻き程度すると、喰ってきたぁ~~~~!

 

もうパニックです。80m先であいつが暴れているのが見えます。

はねたり、もぐったり、首振ったり。

 

釣り上げたのは良いけど、どうしたら良いかパニックになりました。

で、因縁のあいつはこいつです!

その後、同じ釣り方で最近連発しています!

是非、皆様も良いフィッシングライフをお過ごし下さい。

今後とも引き続き宜しくお願い申し上げます。

カテゴリー