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ライン巻き取り機とラインテンショナーを作ってみた

2024.11.20

いつもお世話になっております。技術部のよしひろです。

釣りに明け暮れる日々ですが、ただ、釣りばかりしているという訳ではありません。日々、こんな道具があったら釣りする時に便利だなぁとか、考えております!そして今回、そんな思いを形にしてみました。

皆様はリールを購入したとき、ラインをリールに巻く時、どの様にしていますか?
もしかして、ペンをスプールに通し、足の指で挟みこみラインにテンションを掛けながら、両手でロッドとリールのハンドルを持ち、巻いていくという事をしていませんか?

こんな感じです。

毎回思うのですが、これ、足がつりそうになるんです。

そこで、当社の3Dプリンターを使ってラインテンショナーを作ってみました!CADを使ってサクッと設計してみます。
 

スプール固定部にバネを入れて、巻き上げのラインテンションを摩擦で調整出来る様にしています。
そして、3Dプリンターで出力です!

これテーブルに固定して、こう使います。
 
うーん。スマートです。

更に、リールを他の釣りで使う時、ラインをいつものPE1号からPE0.6号に変更したいやPE2号に変更したい等、ありますよね?
例えば、シーバス釣りだとバチ抜け時期だからPEラインを細めにしたいや、いつものリールを船釣りで使いたいからメモリ付のラインに交換したいなどなど・・・。
その度にラインを巻き取りしなければならないのですが、これ、結構大変ですよね・・・。
余分なリールがあればそっちに一時的に巻き取れば良いのですが、そんな余分なリールを買うなんてもったいないですし、しかもラインだってコスト的には馬鹿になりません。大切に保管したいですし・・・。

そこで、このライン巻き取り機も作ってみました!
 

こんな感じの設計です。
このライン巻き取り機は、電動ドライバーの先端に取り付けて、こうやって使います!

うーん。スマートです。電動ドライバーの力で一気に巻き上げる事が出来ます。

これで、急なラインの交換も簡単に出来る様になりました!
これ、意外と設計に苦労していて、ただのネジで挟み込む構造だと、巻き取り時スプールが回って、
スプールの押さえネジと供回りして押さえネジが外れていくという課題もあり、
その課題を改善する工夫を盛り込んでいます。実は第2世代です!

もう少し使ってみて、改善したら3Dデータの公開をしてみようと思います!

是非、皆様も試行錯誤、快適なフィッシングライフをお過ごし下さい。

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